ペイ・フォワード

2001年1月10日
今日は子供を旦那の実家にお泊まりさせて…
「ペイ・フォワード」の試写会へ。
誰かから受けた親切を…他の誰か3人に返そうと
いう少年の発想が…徐々に周りに影響を与えていく…
という話。「シックス・センス」は観なかったので
ハーレイ・ジョエル・オスメント君の演技を観るのは
初めてだったけど…可愛かったし…うまかった。
彼自身は母親がアル中で…その上2つも仕事を
しているせいで時間がなく…。
父親も飲んだくれで飲むと母に暴力を振るい
出ていってしまっている。母親とその母親(=祖母)は
絶縁状態で…会うことも出来ずという環境。
その自分の周りの世界を本当に変えたくて
一生懸命努力するのだけど…大人たちはなかなか
思うとおりに行動してくれない…。計画は次々と
失敗していくように思えるが…実は見えないところで
どんどんと波及していて…遠くロサンゼルスまで届く。
そして、そのロサンゼルスからその「ペイ・フォワード」
運動がどこからやってきたのかを一人の記者が
取材しに来る…。

少年の担任教師のケビンスペイシーもすごく良かった。
全身に火傷を負って…コンプレックスと心の傷を
インテリジェンスでカバーしている。
とても繊細で…知的な男性。
少年の母親を誘うシーンは…すごく笑えた。
最後に…ちょっと衝撃的な展開が待っているのだけど…
それでも救いのある結末にはなっていたのじゃなかろうか?
最後の展開については…評価が二つに割れそうな気も
しますけども…。世の中親切心とか善の意見ばかりが
理解されるとは限らない。少年の思いつきは素敵で
いろいろな人に影響を与え…世の中を変える可能性は
多大かも知れない。でもそのことにも影響されない
悲劇や悪もある。どうしようもないそれらは存在するけど、
それでも一人一人が行動を起こしていくことが
世の中を変えて行くこと…と言うことなのかな?
と、受け取った。

私は涙腺ゆるゆるなんで…3度は泣いた(苦笑)。

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