続き&読後感想

2001年1月21日
ミスチルさんのライブは…飽きないのか?って
言うくらい…同じ構成で毎回きます。同じツアーの時はね。
しかしもう…FCで全日程希望することさえ出来ないから
いっぱい行きたかったら一般でとるしかないんですよね〜。
だからFCが第一希望から第三希望までの中で
一日は最低抑えてくれるので…前半後半で
各一日ずつ計二日の参加になってしまうんですが。

その前半と後半さえ…同じ構成!!
演奏やパフォーマンスも…ほとんどムラがない。
その日一日しか参加できない人のためのライブって
感じなのです。まあそのことは賛否両論かもしれないけど
同じ構成だけど…常にやっぱり感動できるレベルの高い
ライブをやってくれてるとも思うのですよ。

なんかね…安心してみてられる(笑)。
そして…どういうところでサービスすべきなのか
良くわかってらっしゃる(笑)!!
曲間本当に短くて限られた時間内で出来るだけ多くの
曲を演奏してくれる…という。スクリーンも効果として
2回ほど使用したのみで、本当にステージと客席の
間だけでのライブ。歌い続けの2時間半は…やっぱり最高だったなあ…。

求めるモノがきっと違うんだけど、ラルクのライブは
心が高揚して感情が叫びや体の動きで発散される
ライブで…これはこれですっごく欲してるモノ。
ミスチルはねえ…そうなんだか自分の内面の世界を
のぞき込んで…そして癒されてるような感動があるライブ。
inとoutの違いかも…。どっちも外せないなあ(苦笑)。

ところで…今日は休日出勤。かなり疲れ気味…。
しかし〜!!思ったように仕事ははかどらなかったようで、
私達がせっかく出ていっても…ノルマはこなせず
明日残業する予定らしい。(私はしないけど・爆)
で、一日機械の補助に入りつつ…天童荒太の「あふれる愛」を
読んだ。前作の「永遠の仔」ではかなり泣かされましたが。
切なくて…。この短編集も…すごく良かった。
四つの短編が入っているのだけど、はじめの三編は、
心に何らかの疾患を抱えた人々の物語。最期の一編は
愛する人に急死された女性とその死の場面に
立ち会った青年の物語。
どの話も切なくて…うまく行かなくて…そんな現状を
どうにかしようともがく人たちの心がよく分かる。
その人たちの心が感じ取ることは多かれ少なかれ
誰にでも分かる気持ちなんだと思う。
ただ程度の差があるだけで。そんな人たちの物語を
闇雲にドラマチックにしたりせず…日常の延長として
描き、現実は例え物語のなかでもなかなかうまくは
いかず…それでもそんな自分を抱えて生きていくしかない。
そこに「希望」のエッセンスを感じた。

ミスチルの「名もなき詩」の歌詞を思い起こした。

あるがままの心で生きられぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしてる

知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で
もがいてるなら 僕だってそうなんだ

(略)

あるがままの心で生きようと願うから
人はまた傷ついていく

知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で
もがいてるなら 誰だってそう
僕だってそうなんだ

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先週のウィークディで瀬名さんの
「八月の博物館」も読んだ。これは…ま。まあまあ(笑)。
話としてはこれまでの瀬名さんの路線とはかなり
違っていて…好きな方の話にはなってたのよねえ〜。
ファンタジーで(笑)。ちょっとSFチック。
あのねえ…エジプトの聖牛アピスの辺りは面白かったのよ。
博物館の…あのコンピューターのくだりとかも。
ちょっといらないなあ…と思ったのが…
それを書いている設定の小説家の部分。
この話の主人公はかなり瀬名氏自身をモデルにしている
節があって…正しい表記や物語の裏に働いている計算を
感じて素直に感動できなくなった小説家が
自分の過去の冒険をモデルに小説を書いていく
という構成になってるのだけど…。
なんかね瀬名さんの愚痴みたいだったし、
理屈っぽい人だなあ…って(苦笑)。
そしてそして…その小説家を文字として書いている
更なる小説家(=瀬名氏自身)という、型破りな
ラストが待っている。でも〜〜!!!私としては
アピスの謎をもっとちゃんと解明してシャキッと
終わって欲しかったのよねえ…。

とにかく…大人の部分…あんまりいらんかった。
子供の時の冒険の話だけでも十分面白かったと思うけどねえ。
でも他人とは違うモノを書かなければ…という
意気込みが…その小説家の部分に出てるんだろうなあ(笑)。
 

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