お通夜

2001年11月12日
今日は兄の彼女のお通夜。
子供を旦那の実家に預けて世田谷の斎場まで行ってきた。
若い人のお葬式ほど痛々しいものはないな…と
思いました。
そんなに交流があったわけではないけど、彼女の
ご両親の気持ちを思うと…心が痛くて、泣けてきました。
お兄ちゃんも来ていて、彼女の家族に紹介してくれましたが。
本当なら結婚の時にこうやって紹介してもらうはず
だったのにね…。お兄ちゃんも覚悟はしていたとは
思うけど。やっぱり憔悴した顔をしていた。
棺の中の彼女の前ではさすがに涙を浮かべていた。

他の姉妹達もすぐに到着して彼女のお父さんにも
挨拶したが…本当にやりきれなかった。
お父さんはしきりにウチの兄のことを「こんなに
良い青年と出会って来年には結婚するとまで言って
いたのに…」と言ってくれて…ますます泣けてきた。

お兄ちゃんは試練だな…と思う。

その話をしたら医療関係のSちゃんは「お兄さんは
自分を責めたりしてない?」って聞かれたけど…。
多分、お兄ちゃんはガンで苦しむ彼女を何とかしてやれる
なんて思い上がってなかったと思うし。してやれるのは、
出来るだけ時間を作って会いに行くことだけ…だと
思っていたと思うのです。そして自分に後悔しないように
この半年出来る時間は彼女に会っていたようです。

彼女は病弱でもなかったし、本当に突然の災いに
見舞われてしてまって…病気が発覚したときは
相当なショックを受けたと思います。
でもそれでも、運命を受け入れてなんとか
命ある限りは生きていかなければいけないし、多分
そのことを一番身に浸みて知っているのがお兄ちゃんだと
思うから…。生活を共にしなくなって10年以上
たつ私には何もしてあげられることはないけど。
コレからのお兄ちゃんを静かに見守ってあげるくらいの
ことしか。

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